株式会社メディコレが目指す、誰もが安心できる医療情報に触れることができる社会には、情報を監修する医師の力が欠かせません。今回は、医療法人つばさ会高座渋谷つばさクリニック院長の武井智昭先生にお話を伺いました。

医師を志した理由と小児科を選んだ背景
――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。
武井先生 私が医師を志した根底にあるのは、自分自身が病弱であったこと、そして「不安を抱える人々に寄り添い、希望の光を灯したい」という強い想いです。人の命に関わる状況や、病による先の見えない不安に直面した時、専門知識と技術を持つ医師は、患者さんにとって「最後の砦」になり得る存在です。
私は全人的な支えを重視しています。病気の治療はもちろんですが、それ以上に、患者さんとそのご家族の精神的な苦痛や生活の質(QOL)に真摯に向き合い、その人らしい人生を伴走し続けることに大きな使命を感じています。
――現在の診療科に進んだきっかけを教えてください。
武井先生 2002年当時、小児患者のたらいまわしが社会問題となっており、小児救急の脆弱性が広く取り上げられていました。そうした状況の中で、「自分が社会に貢献できる場はここだ」と感じ、小児科の道を選びました。
人生100年時代のはじまりに携わる医師として、全力を尽くすことで社会への責任を果たせると信じています。
0歳から100歳までを支える、武井先生の臨床と診療姿勢

――先生が取り組まれている研究や臨床の様子について教えてください。
武井先生 主に総合内科医として、0歳から100歳まで幅広い健康問題に対応しています。
小児期は、新生児健診後の発育相談や感染症・アレルギー疾患の初期診療がメインです。成人期は、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病の管理を軸に、急性疾患から慢性疾患の継続的な治療、予防接種、健診まで担当します。高齢期は、多疾患併存やフレイルに配慮した総合的な医療を提供し、服薬管理や認知症の初期対応を行いっています。
共通して大切にしているのは、患者さんの社会的背景も考慮しながら、看護師・薬剤師・ケアマネージャーなど多職種と連携した地域密着型医療を実践することです。「病気」だけでなく「人」全体を診ることを、診療の軸としています。
――臨床で大事にしていることはありますか?
武井先生 患者さんの訴えを単なる症状や病気として捉えるのではなく、その背景にある心理的・社会的ストレスや生活環境全体を含めて理解することを大切にしています。
特に重視しているのは、徹底した傾聴(アクティブ・リスニング)です。患者さんが安心して本音を話せる雰囲気を作ることを最優先し、訴えの裏にある感情や真のニーズをくみ取ることで、患者さん自身が病態やストレスの原因に気づき、自己治癒力を高めるプロセスをサポートしています。
こうした問診を積み重ねた結果、神経難病の診断にまで至ることもありました。
次世代育成と、患者・家族を支える医療へのVISION
――現在チャレンジしていることはありますか?
武井先生 現在取り組んでいることの一つは、次世代の医師の育成です。医療の本質は「タイパ・コスパ」ではなく、「人助け」にあります。コミュニケーション能力を磨き、患者さんに真摯に向き合うことの大切さを、実際のキャリア相談を通じて伝え続けています。
――先生のVISIONを教えてください。
武井先生 患者さんを一人の人間として、そして社会における重要な柱として診ていくことが私のVISIONです。
例えばコロナ後遺症は、身体的な機能低下だけでなく、失業・収入減少・うつ・不安など、生活の様々な側面に影響を及ぼします。こうした複雑な要素が絡む疾患にこそ、総合内科医としてのやりがいを感じます。
0歳から100歳まで一貫して診察することで、社会の最小単位である「家族」を支えることを重要なミッションと考えています。
――先生はメディコレWEBの監修医として登録いただいていますが、どのような思いで協力いただいているのでしょうか?
武井先生 正確な情報・旬な情報を、しっかりと迅速に届けること。それが私の思いです。
――最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
武井先生 こちらの記事をご覧になって、家庭医・プライマリケア医に憧れる方もいるかもしれません。一見地味に見えるかもしれませんし、救命救急センターのような華やかさやドラマティックな印象はないかもしれません。
しかし、コミュニケーション能力や社会性という点では、最も高いレベルが求められる診療科だと私は思っています。
人の一生に寄り添い続けられるこの仕事に、ぜひ誇りを持っていただけたら嬉しいです。
まとめ
医療・健康分野のコンテンツでは、わずかな情報のずれが読者の判断に影響を与える可能性があります。そのため、専門医による監修は、リスク対策としても、信頼性向上の面でも欠かせません。
株式会社メディコレが提供するオンライン完結型の医師監修サービス「メディコレWEB」なら、質の高い監修をスムーズに取り入れることができます。
メディコレWEBについて、「オンライン完結!メディコレの医師監修サービス『メディコレWEB』とは?」でも紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。









