「当院にかかる患者さんが消化器がんで亡くなることのないクリニックへ」消化器内科医・稲垣淳太先生の思い

「当院にかかる患者さんが消化器がんで亡くなることのないクリニックへ」消化器内科医・稲垣淳太先生の思い

2026年3月22日

「当院にかかる患者さんが消化器がんで亡くなることのないクリニックへ」消化器内科医・稲垣淳太先生の思い

2026年3月22日

インターネット上に健康情報があふれる現代において、「どの情報を信じればいいのか」と迷った経験は誰しもあるのではないでしょうか。正確な医療情報を届けるためには、専門知識を持つ医師の存在が不可欠です。今回は、消化器内科医・内視鏡専門医としてご活躍されている稲垣淳太先生にお話を伺いました。

「直接誰かと関わり、感謝される仕事がしたい」医師を志した原点

――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。

稲垣先生 父も、隣に住んでいた父方の祖父母も医師でしたので、小さい頃から医師という存在がとても身近でした。中でも祖母は、いつでも自分のことよりも他人の幸せを優先し、患者さんをはじめ多くの方々から尊敬され、愛される存在で、私にとって理想の医師像でした。

中高時代は受験もなく将来のことをあまり考えずに過ごしていたのですが、大学受験を機に本格的に進路を考えたとき、「働くなら直接誰かと関わり、その人から感謝されるような仕事がしたい」と思いました。そう考えたとき、医師として働くことが自然と一番しっくりきたんです。

――ご家族の背中を見ながら、ご自身の言葉で医師の道を選ばれたのですね。消化器内科・内視鏡の道に進まれたきっかけはありますか?

稲垣先生 家族に内科医がいたこともあり、内科は私にとって自然な選択肢でした。ただ、病棟管理を黙々と行うよりも、実際に手を動かす診療に魅力を感じており、手技を伴う分野に進みたいという思いが強くありました。

最後まで循環器内科と消化器内科の間で迷いましたが、内視鏡は段階を踏みながら少しずつ技術を高めていける点が、自分の性格に合っていると感じたのです。加えて、食に関心があったことも後押しとなり、最終的に消化器内科・内視鏡診療を専門に選びました。

「患者さんの納得」を何より大切に

――先生が取り組まれている臨床の様子について教えてください。

稲垣先生 現在は週の大半を消化器内科クリニックで内視鏡診療を中心に担当しています。1日あたり胃カメラ10〜15件、大腸カメラ4〜6件程度を行い、ポリープ切除などの治療内視鏡にも対応しています。鎮静の有無にかかわらず、できるだけ苦痛の少ない検査を心がけています。

また、週2日は療養病院で慢性期・看取り医療を担い、理事として経営にも関わっています。臨床と運営の両面から医療の質を考える立場で、日々診療しています。

――臨床において大事にしていることはありますか?

稲垣先生 最も大切にしているのは「患者さんの納得」です。医師にとっては当然の検査適応でも、患者さんにとっては不安や疑問が多くあります。検査の意味、必要性、代替手段の有無まで丁寧に説明して、理解と合意を得たうえで進めることを重視しています。

内視鏡では見逃しのない観察と、第三者が見ても判断できる記録性を徹底する一方、不要に検査時間を延ばさない配慮も忘れません。医療は単なるサービスではなく、安全と医学的妥当性に責任を持つ行為であることも、常に意識しています。

「命を守る出発点」になるクリニックを目指して

――先生が現在チャレンジしていることはありますか?

稲垣先生 これまで高度医療機関で培った技術、クリニックでの密な患者対応、療養病院で学んだ経営視点を統合して、自分の理想とする医療を形にする段階に入ったと感じています。現在は2027年秋の開業を目標に準備を進めています。

苦痛の少ない内視鏡、見逃しの少ない観察体制、説明の質を担保する仕組みづくりを重視しながら、医療の質と持続可能な運営の両立、スタッフ教育、地域医療機関との連携体制の構築にも取り組んでいます。長期的に信頼される診療基盤を作ることが目標です。

――これまで積み重ねてこられたご経験が、先生の理想とする医療の実現に結びついているのですね。先生のVISIONについても教えてください。

稲垣先生 「当院にかかっている患者さんが消化器がんで亡くなることのないクリニック」を目標にしています。消化器がんの多くは早期発見で予後が大きく改善し、負担の少ない治療が可能です。大腸ポリープはクリニックで切除でき、まさに早期発見・早期治療を体現できます。

すべてを自院で完結させるのではなく、精査や高度治療が必要な方を適切に見極めて迅速に専門病院へつなぐ、「命を守る出発点」になることを目指しています。そのためにも、丁寧な説明と患者さんの納得に基づく医療を実践し続けていきたいと思っています。

――先生はメディコレWEBの監修医として登録いただいていますが、どのような思いで協力していただいているのでしょうか?

稲垣先生 外来診療をしていると、患者さんが疑問に思う医療情報には共通点が多いと感じます。診察室では個別に説明できますが、それでは届く範囲が限られてしまいます。記事監修を通じて、より多くの方の疑問を効率的に解消したいと考え、協力しています。

現在はSNSやAIで誰でも「それらしい答え」に辿り着けますが、誤情報も多く、かえって不安を強めてしまうこともあるのではないでしょうか。医師が監修することで医学的妥当性の担保につながりますし、医療従事者が情報発信に関与すること自体が、重要な社会的医療貢献だと考えています。

――最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

稲垣先生 医療機関を受診することの手間や心理的ハードルはよく理解しています。症状がなければなおさらです。しかし、がんは症状が出た時には進行していることが少なくありません。だからこそ、無症状の段階での検査がとても重要なんです。私たちも検査の苦痛を減らすため日々工夫しています。

「検査を無理に勧められそう」と心配される方もいますが、まずは話を聞くだけでも構いません。不確かな情報に振り回されず、ぜひ専門家に相談してください。正しい理解が、安心につながります。

まとめ

医療・健康情報を扱うコンテンツでは、情報のわずかな誤りでも読者の判断に影響を与えかねません。専門医による監修は、内容の正確性と信頼性を高めると同時に、検索エンジンからの評価にも良い影響をもたらします。

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